2020年11月21日土曜日

豆本 花さ起ぢゝい(小林英次郎)その11

P6P7見開き下段

(読み)

▲大よろこび

 大喜  び


でい多り

でいたり


しを

しを


よく

よく


ふか

ふか


ちゞい●

じじい


●また

 また


きゝつけ

ききつけ


可のせいろうを

かのせいろうを


(大意)

大喜びでいたところ

欲深ジジイがまたききつけて

その蒸籠を


(補足)

 いつも悩んでしまうのですが、ここでも「ひ」と「い」が似てます。前後の流れから読むことはできます。しかし「ひ」と「い」そのものを見比べると、違いはありますが悩むなぁ。「可」と「う」もそうなんですけどね。

P6P7見開き

 角張った石臼にどうしても目がいってしまいます。中は丸くしないと餅をつくのに不便ですからよいとして、外側はわざわざ丸く硬い石を削ることもない。でも下側はすぼめてかえって手のこんだ仕事をしてしまっています。きっと実際にこのような石臼があったのでしょうけど、ネットではヒットしませんでした。

 何色も使っていませんが、色にぎやかに感じます。


 

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