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(読み)
た可らものゝいでしを
たからもののいでしを
と奈りのよく者゛り
となりのよくば り
者゛ゞア可゛それ
ば ばあが それ
をミてこの
をみてこの
ことをぢゝい尓●
ことをじじいに
●者奈せバ
はなせば
ぢゝいハ
じじいは
さつそく
さっそく
可のいぬを
かのいぬを
(大意)
宝物が出てきました。
それを見ていた隣の欲張りババアは
このことをジジイに話し伝えました。
ジジイはさっそくその犬を
(補足)
欲張りババアの袖からのぞく腕がたくましい。
木の幹を真っ直ぐに描かないところがミソでしょう。女性の立ち姿も少しくねらせて描くのと同じなのかな。着物の柄は三つ葉のような葉柄?
宝物が地面から少し見えます。壺のようなもの、ほかはよくわかりません。
「た可ら」、平仮名「た」です。
変体仮名「者」(は)がたくさんでてきてます。平仮名「む」の最後の平らな部分が右斜下に流れる感じ。
「このことを」、ここの「こ」「と」は区別がつきます。
「さつそく」「可のいぬを」、ちょうど同じ位置に「つ」と「い」が並んでいます。少しにてます。
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ここほれワンワンとおじいさんに教えいる犬、そうかそうかと犬にありがとよといっているおじいさん、その様子を木の陰からうかがっている欲張りババア。木の根元からは宝物が・・・
文章がなくても絵から物語が話しかけてきます。
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