P.10
P.10 上段後半
(読み)
奈んぞ
なんぞ
よいめう
よいみょう
やく可゛あり
やくが あり
そう奈もん
そうなもん
多゛といろゝ
だ といろいろ
くふう
くふう
して
して
ミる
みる
「者て
はて
よい
よい
し
し
あん
あん
可゛
が
あり
あり
そふ奈
そうな
もん多゛
もんだ
(大意)
「何かよい妙薬がありそうなもんだ」と
いろいろ工夫してみた。
「はて、よい考えがありそうなもんだが
(補足)
読み・大意ともに問題はなさそうです。
出入帳の脇の柱、角を二重線で描いています。一本線でもよかったはずですが、こだわりが感じられます。
行灯も大変に立派です。
台から上部が簡潔にしっかり、取っ手まで丁寧に描かれています。
台の上に急須のような薬缶のようなものがのっていますが、灯心を浸してある油皿からの受け皿の役目でしょうか。
思案顔の村田屋主人、煙管が床にじかに置かれています。
江戸は火事が多かったわけがわかります。
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