2020年7月5日日曜日

的中地本問屋 その22




P.7



P.7 下段


(読み)
可゛んゝ
が んがん

ミつくち
みつくち

てう
ちょう

あい
あい

とら
とら

志よハ
しょは

どふ多゛
どうだ


(大意)
雁雁三口、丁合いとらしょ、はどうだ。


(補足)
 さっぱり意味がわかりません。
「雁雁三口」で検索すると、日本国語大辞典に
「子どもが、雁の飛んで行くのを見て唱えることば。「みつくち」は「(飛んで行くのを)見尽くす」の転じた語という」とありました。

 でも、まだ???です。
子ども達が渡りの雁を見上げながら口ずさんだのが
「雁々みつくち後の雁先になつたら笄(こうがい(かんざし))とらしよ」
のようです。

 版摺りし並べた一枚一枚を雁が一列になって渡ってゆく様になぞらえ、「かんざし」を「ちょうあい」にして、洒落たということでしょうか。

 母が子どものころ、渡ってゆく雁に向かって、
「一文字にな〜れ、くの字にな〜れ、かぎにな〜れ」と大声で励ましたと楽しそうに空を見上げながら話してくれたことがありました。
母は今年百歳で元気です♪



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