P.7
P.7 上段前半
(読み)
さうしを
そうしを
じ由ん尓
じゅんに
一まい
いちまい
づゝそろへ
ずつそろえ
るをてう
るをちょう
あいをとる
あいをとる
といゝて
といいて
可くのことく
かくのごとく
春る奈り
するなり
これも
これも
者やく
はやく
可さの
かさの
とれる
とれる
よふ尓と
ようにと
(大意)
草紙を順に一枚ずつそろえことを
丁合いをとるといい、この画のように
おこなう。
これも手早くたくさんこなすことができる
ようにと
(補足)
摺る工程が終わり、製本の「丁合いをとる」工程に入ります。
「一まい」、「つまい」って?と考えましたが、漢数字の「一」でした。
「といゝて」、「ゝ」が「ら」に見えて悩みます。
「可くのことく」、「こと」は合字(二つの文字を一文字で表す)になってます。「ゟ」(より)はフォントがあるのですが、「こと」はありませんでした。
丁合いをとる作業は何百年たっても変わりません。
学校・役所・会社など冊子にするには人海戦術が手早いです。
指が滑らないよう、指先をナメナメしていたかもしれません。
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