P.45 3行目まで。「飯能市立博物館所蔵淺海公介家55号文書」
(読み)
差 入 申 一 札 之事
さしいれもうしいっさつのこと
我 等共 ゟ 貴殿 方 へ相 懸 り候 一 条 御吟 味中 之所
われらどもよりきでんがたへあいかかりそうろういちじょうごぎんみちゅうのところ
御扱 人 中 格 別 之御厚 情 を以 御立 入 被下 候 二付 ハ初
おあつかいにんちゅうかくべつのごこうじょうをもっておたちいりくだされそうろうにつきはしょ
(大意)
差入申一札之事(お渡しする書面についてのこと)
私たち(桴の坂石村)よりあなた方(戸口村)への訴訟の一件は裁判中ではございますが
扱い人方々の格別のご厚情をもってとりなしてくださいました。
(補足)
「吟味」は刑事関係、「出入」は民事関係と江戸時代の裁判を調べるとあったりしますが、どうも曖昧なようで、調査中、裁判中の意味であることも多いです。
「立入」、深く入り込んで関わる。ここでは双方を取り持ってくれたということ。
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