2019年12月9日月曜日

桴出入諸願書井相手方詫書等写 その71




 P.42 3行目まで。「飯能市立博物館所蔵淺海公介家55号文書」

(読み)
相 成 候   様 可致候      且 又 此 末 不実 之所 業  致  間敷 旨
あいなりそうろうよういたすべくそうろうかつまたこのすえふじつのしょぎょういたすまじくむね

を以  熟  段 二相 成 候   二付 為後日   一 札 入 置 申  所 依而
をもってじゅくだんにあいなりそうろうにつきごじつのためいっさついれおきもうすところよって

如件
くだんのごとし


(大意)
行えますように致します。なお今後も今回のようなことを起こさぬようにするということで
示談になりましたので、後日のため文書としてここに提出いたします。


(補足)
「熟段」では辞書になくネットでも検索できません。「熟談」ならばヒットしました。漢字の意味そのままです。 1.納得がいくように十分話し合うこと。「熟談して決める」2.話し合って紛争などの折り合いをつけること。示談。和談。

 示談にはなったものの、この地域はこのあとも大雨などで何度も被害にあってます。
実際はどうだったか、気になるところです。


0 件のコメント:

コメントを投稿