P.41 4行目〜最後。「飯能市立博物館所蔵淺海公介家55号文書」
(読み)
儀者若 御普請 有之 候 節 ハ其 場所 相 除 其 外 ハ
ぎはもしごふしんこれありそうろうせつはそのばしょあいのぞきそのほかは
最寄 宜 敷 場所 へ御勝 手次第 御繋 畄 置 乗 人 方
もよりよろしきばしょへごかってしだいおつなぎとめおきのりびとかた
止宿 者勿 論 川 下 之節 ハ聊 無差支 川 下ケニ
ししゅくはもちろんかわさげのせつはいささかもさしつかえなくかわさげに
(大意)
ときには、もし堤防の修繕をしている場合はその箇所を避け、その外の
近くの都合のよい場所へご自由に繋ぎ留めおきください。筏の船頭さんが
宿泊することは勿論、川下げを行うときは少しも差し支えなく川下げが
(補足)
「若」(もし)、「艹」に「右」なんだけど、読めませんでした。
「聊」(いささか)、よく出てきますが、これ一文字だと?ですが、「〜節ハ聊〜」とつなげてながめると読めそう。
今後については、堤防の修繕箇所を避けること以外は宿泊することも筏をどこに繋ぎ留めることもご自由にして結構ですと、揉み手をしながらまるで商人のように受け入れを勧誘しているかのようであります。
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