2019年12月12日木曜日

桴出入諸願書井相手方詫書等写 その74




 P.44 すべて。「飯能市立博物館所蔵淺海公介家55号文書」

(読み)
武州秩父郡
ぶしゅうちちぶぐん

坂石村
さかいしむら

忠右衛門殿代兼
ちゅうえもんどのだいけん

保兵衛殿
やすべえどの

坂石町分
さかいしまちぶん

吉蔵殿
きちぞうどの

坂元村
さかもとむら

弥次郎殿
やじろうどの

南川村
みなみかわむら

均平殿
きんぺいどの


(大意)



(補足)
 (その2)にのところで、「御奉行所 久須美佐渡守様」と出てきました。
前回の「江戸の奉行所と公事宿・公事師」に(「武鑑」嘉永二年 1849年 幕府の役職一覧表)があり
「久須美佐渡守」を見つけました。「御勘定奉行」「道中御奉行」にあります。



 余談ですが、この武鑑を良くながめると、右側上部の町御奉行のところに
あの桜吹雪で有名な遠山左衛門尉様とありました。このときは南町御奉行でした。

 訴えを起こすのは良いのですが、やはり莫大な経費がかかるようで、訴えてはみたもののそれらの費用に耐えられず、早々に内済(示談)になることが多いようでした。
今回のこの件も8月に訴え、11月には内済で結審しています。

 写しはもう1件続きます。



0 件のコメント:

コメントを投稿