2019年7月17日水曜日

変事出来二付心得覚記 その244




 P.146 最初〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」

(読み)
醫王 寺二而施  し一 条  二付
いおうじにてほどこしいちじょうにつき

七 月 廿   五日 柏  屋代 八 殿 参 り候
しちがつにじゅうごにちかしわやだいはちどのまいりそうろう

一   柏  屋代 八 殿 参 り申  様 先 達 而
ひとつ かしわやだいはちどのまいりもうすさませんだって

醫王 寺二於 帝施  し金 二付 参 り
いおうじにおいてほどこしきんにつきまいり

いま廿   両  源 左衛門 二差 出 呉 可申
いまにじゅうりょうげんざえもんにさしだしくれもうすべき

楚連でなけ連者゛村 方 之人 氣ヲ背
それでなければ むらかたのにんきをそむき

私   懇 意之事 ゆへ談 事参 り
わたくしこんいのことゆへだんじまいり


(大意)
医王寺で行った施しの件に付いて
7月25日に柏屋代八殿がやって来ました。
柏屋代八殿が言うには、「先だって
医王寺で施し金に付いての話し合いがありました。
源左衛門殿にはさらに20両差し出してもらうこととなり
そうしなければ村の人々の評判に背いてしまうでしょう。
わたくしは源左衛門殿と懇意であるので相談に来ました」


(補足)
 源左衛門さんのいないところでさらに20両出すことが決まり、そうしないと村の人々のあなたを見る目が・・・と相談され、困りきっている様子だろう源左衛門さん。
そんなの誰だって困ってしまう無茶ぶりに決まってます。

変体仮名が目立ちます。「於帝」「楚連でなけ連者゛」。「け」の変体仮名は「个」or「計」どちらでしょうか?
「いま廿両」、この「いま」は「今一度確かめる」、「いましばらく待つ」のように、もう、さらにの意。
「背」、上の部分が「北」のくずし字になってます。


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