P.131 最初〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」
(読み)
同 人 申 立 候 通 相 違 無御座 相 聞
どうにんもうしたてそうろうとおりあいちがいござなくあいきき
候 間 、何 卒 格 別 之以
そうろうあいだ、なにとぞかくべつの
御憐慇 御仁 恵 之御沙汰、偏 二
ごれんびんをもってごじんけいのおさた、ひとえに
奉願上候、 以上
ねがいあげたてまつりそうろう、いじょう
岩鼻附御料所
武州秩父郡上名栗村
慶應二寅年八月 名主 町田瀧之助
組頭 半次郎
(大意)
本人が申し立てたことに間違いはないとお聞きして
います。なにとぞ特別の
ご憐愍ご仁恵のあるご沙汰をただただ
お願い申し上げます。以上。
岩鼻附御料所
武州秩父郡上名栗村
慶應二寅年八月 名主 町田瀧之助
組頭 半次郎
(補足)
「以 」以下空白は何度も出てきた平出です。
「御仁恵」、いままでにない単語があらわれました。
このあと数頁にわたり、陳情した宛先とそれぞれの差出人連名が続きます。
まさしく当該村と近々村総出の歎願となっています。
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