2019年7月8日月曜日

変事出来二付心得覚記 その235




 P.137 最初〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」

(読み)
御同人様御掛り
ごどうにんさまおかかり

  松村忠四郎御代官所
  まつむらただしろうおだいかんじょ

   武州入間郡南入曽村
   ぶしゅういるまぐんみなみいりそむら

        無宿
        むしゅく

六        文太郎
ろく       ぶんたろう


(大意)


(補足)
「入間」、「間」はちゃんと門があるのに、よく出てくる「聞」は特徴的なくずし字です。

 幅広く近隣の村々や人々に連名を働きかけたのでしょう。たくさんの署名が集まりました。
なんらかの名主たち同士の連絡網があったこととは想像されますが、それにしても限られた期間でこれだけの署名を集めたわけですからその苦労がしのばれるし、きっとこの数倍以上が断られていたに違いありません。
 署名をお願いしてそれっきりということは考えられませんから、その後お礼状も出しているはずです。どこかに残っていませんでしょうかね。


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