P.128 最初〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」
(読み)
府中 宿 畄 吉 歎 願 書 付
ふちゅうしゅくとめきちたんがんかきつけ
乍恐 以書付 御歎 願 奉申上候
おそれながらかきつけをもってごたんがんもうしあげたてまつりそうろう
岩 鼻 附 御料 所
いわはなつきごりょうしょ
武州 秩 父郡 上 名栗 村
ぶしゅうちちぶぐんかみなぐりむら
百 姓
ひゃくしょう
畄 吉
とめきち
寅 三 十 弐才
とらさんじゅうにさい
右 之者 義、当 六 月 中 人 家打 毀
みぎのものぎ、とうろくがつちゅうじんかうちこわし
徒黨 之人 数 江携 候 風 聞
ととうのにんずうへたずさわりそうろうふうぶん
(大意)
前半省略
右の者、本年6月中、人家を打ち壊し
不穏な者たちの集まりに関わった風評を
(補足)
おぉ〜、これは誰が見ても書き手が変わっとわかる。
筆圧が強くて四角四面なやや角ばった癖字。書き手の顔つきも角ばっているに違いありません。
「携」、ここでもくずし字になると「乃」が下部にきてます。「認」でも同様でした。
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