P.120 6行目〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」
(読み)
候 上 者、腰 縄 之毛のハ本 縄 、縄 附 二
そうろううえは、こしなわのものはほんなわ、なわつきに
無之 毛のも腰 縄 申 附 候 義二候 間 、
これなきものもこしなわもうしつけそうろうぎにそうろうあいだ
其 旨 可相心得 旨 被仰聞 、翌
そのむねあいこころえべきむねおおせきかされ、よく
廿 七 日 、三 人 と茂同 国 府中 宿 江
にじゅうしちにち、さんにんともどうこくふちゅうしゅくへ
御差 立 相 成 候得共 、前以 申 上 候 通
おさしたてあいなりそうらえども、いぜんもうしあげそうろうとおり
(大意)
にあたっては、腰縄の者は本縄、縄付き
ではない者も腰縄を申し付けるので
そのことを了解するようにとの旨申し聞かされました。翌
27日3人とも同国府中宿へ
差し出すことにはなりましたが、以前申し上げましたとおり
(補足)
「腰縄之毛のハ」「無之毛のも」「三人と茂」、「も」をちゃんと使い分けています。
「毛の」、「者」の「も」のときは「毛」。「毛のも」、助詞の「も」は平仮名。「共」の「も」は「茂」。
「被 仰聞」、1字空白があります。闕字(けつじ)です。お上に敬意を表します。
昨日も同じ表現が2箇所ありましたが、一つは闕字あり、もう一つはありません。
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