2019年6月23日日曜日

変事出来二付心得覚記 その220




 P.122 最初〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」

(読み)
           役 人 惣 代
           やくにんそうだい

寅 七 月 廿   九日  名主  太次郎
とらしちがつにじゅうくにち なぬし たじろう

           組 頭   平 沼 源 左衛門
           くみがしら ひらぬまげんざえもん

 岩 鼻
 いわはな

  御役 所
  おやくしょ


 岩 鼻 表 二而認   メ歎 願 書 之写
 いわはなおもてにてしたためたんがんしょのうつし

    乍恐    以書付     奉嘆願候
    おそれながらかきつけをもってたんがんたてまつりそうろう

      武州  秩 父郡 上 名栗 村
      ぶしゅうちちぶぐんかみなぐりむら

                新 組
                しんぐみ


(大意)


(補足)
 約5頁にわたる長い「乍恐以書付奉願上候」(日付は7月29日)の内容でした。
続いて出かけていった岩鼻で認めた「乍恐以書付奉嘆願候」のこれまた長い内容が始まります。

「願」のくずし字がどうも気になるので「入門古文書小辞典」で調べました。
「厂」が冠のように小さく上部に位置して、「白」+「小」が大きくひとつの部品になっているようです。


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