P.120 最初〜6行目まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」
(読み)
頂 戴 仕 候 間 罷 出、先 般 腰 縄 村
ちょうだいつかまつりそうろうあいだまかりで、せんぱんこしなわむら
御預ケ被仰付 候 者紋 次郎 豊 五郎
おずけおおせつけられそうろうはもんじろうとよごろう
両 人 之旨 申 立 候 處 被仰聞 候 者
りょうにんのむねもうしたてそうろうところおおせきかされそうろうは
岩 鼻 御役 所 ゟ 三 人 名前 附 二而
いわはなおやくしょよりさんにんなまえつきにて
御引 渡 相 成 候 二付 其 方 共 申 立 之趣
おひきわたしあいなりそうろうにつきそのほうどももうしたてのおもむき
相 違 も有之 間敷 、乍去 囚 人 受 取
あいちがいもこれありまじく、さりながらしゅうじんうけとり
(大意)
頂戴いたしましたので出かけてまいりました。先だって腰縄
村お預けを言い渡されていた紋次郎、豊五郎
両人について説明しましたところ、伺った内容は
岩鼻お役所より3人連名で
お引渡しになるとのことでありました。村役人たちの申立の事情が
間違いであるということもないだろうが、だからといって囚人を受け取る
(補足)
このあたりのどの頁も手跡にブレもなく、とても安定していてきれいです。
「頂」のくずし字がとても簡略されてます。「頂戴」となってないと読めません。
「被仰付」「被仰聞」、「被」が今までとは異なり、もとの字体を保っています。源左衛門さんってこんなふうに書いてましたっけ?
「間敷」、二文字セットで覚えます。「敷」は左右の部品がが上下になり「攵」が下部になります。
「乍去」、「乍恐(おそれながら)」のように頻出。
「受」、わかりずらい。
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