P.119 6行目〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」
(読み)
今 般 関 東 御取 締 吉 田僖平 次様
こんぱんかんとうおとりしまりよしだかへいじさま
外 御壱人 ゟ 、当 月 廿 六 日 先 般 腰 縄
ほかおひとりより、とうげつにじゅうろくにちせんぱんこしなわ
村 預 ケ申 附 置 候 紋 次郎 豊 五郎
むらあずけもうしつけおきそうろうもんじろうとよごろう
畄 吉 三 人 と茂御同 人 様 江御引 渡
とめきちさんにんともごどうにんさまへおひきわたし
相 成 候 間 、村 役 人 差 添 御廻 村 先
あいなりそうろうあいだ、むらやくにんさしそえごかいそんさき
飯 能 村 御旅 宿 江可差出 旨 御書 附
はんのうむらおたびやどへさしだすべきむねおかきつけ
(大意)
この度関東御取締吉田僖平次様
ほかもうお一人より、当月26日先の腰縄
村預けを申し付けておいた紋次郎豊五郎
畄吉3人ともお取締役様へお引渡しに
なることになりましたので、村役人が引率し御廻村先の
飯能村ご宿泊先へ差し出す旨のお書付を
(補足)
「外」、「タ」の上部がいつもとは少し異なるくずし字です。
「廿六」、この「廿」が「ホ」にみえてしまいます。「六」がわかれば、あっそうかと納得。
「茂」(も)は前頁では「毛」でした。
「飯能」、「能」の筆の運びを前頁で詳しくみましたが、昨日の「罷」についても、下部の部分は「能」でやはり、同じくずし字になっているのがわかります。
「旨」がややわかりにくい。
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