P.105 最初〜5行目まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」
(読み)
承 り呉 候 様 頼 入 候 處 、
うけたまわりくれそうろうようたのみいりそうろうところ
太次郎 殿 新 立 様 頼 二而
たじろうどのにったちさまたよりにて
承 り候 処 、名主 瀧 之助 殿 申 様 二者、
うけたまわりそうろうところ、なぬしたきのすけどのもうすさまには
当 地之事 故 不存 、夫 盤
とうちのことゆえぞんぜず、それは
伺 之上 なけ連者゛と申 さ連候 、
うかがいのうえなければ ともうされそうろう
(大意)
お聞き入れしてくれるようお願いいたしました。
太次郎殿は新立様にお願いして
きいたところ、名主瀧之助殿は
「この土地のことはで存じません。これについては
お伺いをたてたうえでなければ(判断できないでしょう)」と申されました。
(補足)
2行目の「頼ニ而」の「頁」が楷書になってます。「束」の書き出しが間違えたので調子が狂った?
1行目の「頼」はちゃんときれいなくずし字になってますけど。
「当地之事故不存」、自分たちの村のことなら知らないわけがないので、この「当地」とは、問題にしている御林山の「土地」と理解しました。しかし自信はありません。
「盤」(は)、変体仮名。
「伺之上奈計連者゛登申さ連候」、変体仮名にこだわるとこんなふうになりそうです。
あと少し、御林山伐るかどうかの記述が続きます。
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