2018年11月13日火曜日

紙漉重宝記 その95




P.39 石州高角 正一位人丸大明神社圖


(読み)
人 丸 出  生  の地
ひとまるしゅっしょうのち

戸田村  か多らひ
とだむら かたらひ

本 社  拝 殿
ほんしゃ はいでん

画馬堂 
えまどう

二王 門
におうもん

筆 柿
ふでがき

真 福 寺
しんぷくじ

(大意)


(補足)
 本社殿の裏に御神体に相当するものをもってくることが多いとおもうのですが、
「人丸出生の地」の山は左方向になってしまっています。

 作者の国東治兵衛も挿絵の丹羽桃渓も、柿本人麻呂を敬い、紙を粗末に扱う事なく大切にするのだぞと最後の頁は余白もほとんどなく見開きいっぱいに「正一位人丸大明神社圖」を描き込んで読者に訴えて終わっています。

2頁分を合わせた画像で締めくくります。






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