P35 東京国立博物館蔵
(読み)
浦 上 方 と同 シ事 也
うらがみかたとおなじことなり
十 日雨天 絹 地尓蘭画(ヲランタヱ)ヲ認 メル粋 吾カ側(ソハ)
とおかうてんきぬぢに おらんだえ をしたためるせがれわが そば
を不離 歓 フ事 限 リなし明(ミン)の季唐 カ画
をはなれずよろこぶことかぎりなし みん のりとうがえ
軸 ニして精 妙 ナル者 也 亦 文 微 明 皆ナ以 テ
じくにしてせいみょうなるものなりまたぶんちょうめいみなもって
真 物 なり之 を珍 蔵 春
しんぶつなりこれをちんぞうす
十 一 日 雨 石 関 を出 立 して行キ个る向 フへ
じゅういちにちあめいしぜきをしゅったつしてゆきけるむこうへ
兵 右衛門来 リ先 々 滞 畄 い多し候 得と云 不畄
ひょうえもんきたりさきざきたいりゅういたしそうらえというとどまらず
して行ク尓往 来 ニ非 ミカドと云 処 へ出て
してゆくにおうらいにあらずみかどというところへでて
夫 より四里を過 て足 守 ニ行ク路 吉備(キヒ)
それよりしりをすぎてあしもりにゆくみち きび
津の宮 アリ参 詣 春又 行 て備 中 能
つのみやありさんけいすまたゆきてびっちゅうの
(大意)
略
(補足)
「十日」、天明8年九月十日。1788年10月9日。
「粋」、倅。
「粋吾カ側(ソハ)を不離歓フ事限リなし」、江漢さんウホウホ喜んでいるのがわかります。
「明(ミン)の季唐」、宋の李唐。李唐(りとう、生没年不詳)は、宋の画家。
「文微明」、文徴明『ぶんちょうめい 【文徴明】[1470〜1559]中国,明の文人。名は璧,号は衡山など。詩・書・画に長じた。師の沈周とともに南宗画風の再興に尽くした』
「ミカドと云処へ出て夫より四里を過て足守ニ行ク」、岡山駅から吉備線で西へひとつ目の駅が備前三門、六つ目が足守。
「往来ニ非」、前後のながれから意味を考えましたが、どうもよくわかりません。
う〜ん🤔