P7上段前半 国立国会図書館蔵
(読み)羊ノ四
山羊(やぎ)の母 き多り目能
やぎ のははきたりめの
さ免ぬよう、志づ可尓
さめぬよう、しずかに
鋏(者さミ)尓て其(その)腹(者ら)をきり
はさみ にて その はら をきり
ひら个ば、七 疋 の
ひらけば、しちひきの
子山羊ヒヨイ
こやぎひょい
\/ ととび出(い多゛)
ひょいととび いだ
(大意)
母はやって来ました。目の
さめぬよう、静かに
鋏でその腹を切り
開けば、7匹の
子山羊はひょい
ひょいととび出し
(補足)
腹一杯で眠りこけている狼がかわいらしい。
「目能」、へんたいがな「能」(の)は特徴的なかたちなので、一度覚えてしまえば次からが必ず読むことができます。
母親の衣服がどことなくしまりがありませんが、絵師がなれてないからかもしれません。
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