P8下段 国立国会図書館蔵
(読み)
△をさ可せるおやぢ
をさかせるおやじ
なりといへバ
なりといえば
志可れハ者奈を
しかればはなを
さ可せみよと[五へ]
さかせみよと ごへ
(大意)
(花)を咲かせるおやじででございます
と言うと
それならば、花を咲かせてみよと
(補足)
着物の縦縞でからだの動きを描いているのがうまいものです。籠(かご)からこぼれた灰を描くのはなかなか悩むところだとおもうのですけど、いとも簡単にサラッとすましているところがなんとも・・・、白い部分は紙のもともと色で黒い三角の点を散らし、薄茶色を加えているだけ。
「志可れハ」、変体仮名「可」(か)はたくさん使われています。かたちは「う」とそっくりか同じかたちです。
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