P3後半 国立国会図書館蔵
P2P3
(読み)
□か多きをとつて志ん
かたきをとってしん
ぜませ うとうさぎたぬ
ぜましょうとうさぎたぬ
きのや満へ由きたぬき尓
きのやまへゆきたぬきに
志者゛をせをハせうしろ
しば をせおわせうしろ
よりかち\/ひをうち可
よりかちかちひをうちか
け連ハたぬきいまの△
ければたぬきいまの
△おとハ
おとは
なんのおと
なんおおと
奈りときけバ[次 へ]
なりときけば つぎへ
(大意)
かたきをとってしんぜましょうと
うさぎはたぬきのいる山へ行き
たぬきに柴(しば)を背負わせ
うしろから火を打ち掛けると
たぬきが「いまの音は何の音か」と
きくと
(補足)
「ひをうち可け」、変体仮名「可」(か)は平仮名「う」とかたちがそっくりなのがわかります。
P2P3見開きにすると床の色が異なってしまっています。こんなに大きいところの色おきなのにとあきれてしまいますが、豆本を見ているとこれもまたよくあることです。摺師との連絡が不十分だったのかしてなかったのか・・・おもいっきり色違いになってしまいましたが、摺りそのものはまぁまぁです。
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