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(読み)
いよ\/吉 日 を
いよいよきちじつを
ゑらミこんれい
えらみこんれい
のぜん日 と奈り
のぜんじつとなり
个る尓曽゛多ん春
けるにぞ たんす
奈可゛もちそれ\゛/
ながもちそれぞれ
のこうぐおへりこん連いの
のかぐおえりこんれいの
与と奈
よとな
可个るてんきハ
かけるてんきは
与けれど
よけれど
[つぎへ]
つぎへ
(大意)
いよいよ吉日を
選んで、婚礼の
前日となったのでありました。
箪笥・長持ちそれぞれの
家具を送り、婚礼の夜となりました。
天気は良いのですが
(補足)
「奈り个る尓曽゛」、この「曽゛」は今まであまり出てきませんでした。変体仮名「曽」(そ)。
「のこうぐおへりこん連いの」、「の」の次の3文字が「こうぐ」と読めるのですが、意味が通じません。無理やり「家具」としましたけど、よくわかりません。「こん連い」、「ん」が「れ」となってますが次は変体仮名「連」(れ)です。うーん・・・
綿帽子をかぶった新婦の色打掛の模様は表紙の左の女性の雷文繋と同じです。新婦さん「おしろ」だったのですね。
P8P9見開き
このような簡素な婚礼がやはりホッとします。
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