P13
(読み)
ふうふ奈可むつましく
ふうふなかむつましく
くらし个る可゛
くらしけるが
本ど奈く
ほどなく
お志ろハく王い
おしろはかい
多い奈しや春\/と※
たいなしやすやすと
※あんざん奈し可奈ひ
あんざんなしかなひ
よろこびいよ\/者ん
よろこびいよいよはん
志゛うしめで多し\/\/
じょうしめでたしめでたしめでたし
\/
めでたし
御届明治一九年九月廿日
編輯兼 馬喰町二丁目十四番地
出版人 綱島亀吉
(大意)
夫婦仲は睦まじく
暮らしていました。
ほどなくして
おしろは懐妊し
安産は楽にすみました。
家庭は悦びに満ちた日を過ごし
ますますにぎわい
繁盛しました。
めでたしめでたし
めでたしめでたし
(補足)
「お志ろハく王い」、「く王い」がわかりにくい。「く」が「へ」にみえてしまいます。
「あんざん奈し可奈ひ」、最初は「あんざん奈し个るひ」とおもったのですが、しかし「る」はこのかたちではありません。なので「奈し」できれて、「可奈ひ」(家内)と読みました。
「いよ\/者ん」、「者ん」が悩みますが、次に続くのが「志゛やう」(じょう)ときてますのではんじょう(繁盛)だろうと推測です。
P12P13見開き
でんでん太鼓であやすは、さすが大店の若旦那、白足袋まで履いて上等な身なりであります。
今回はP10の文章がわからなく、咽に棘が刺さったまんまの感じです。なんとかしなくちゃ。
裏表紙
いつもながらの泳ぐ亀たち。ホッとするひとときです。
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