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(読み)
さてあづ起めしあん可゛
さてあずきめしあんが
奈可多り尓て多満や
なかだちにてたまや
可起゛やのそう多゛ん
かぎ やのそうだ ん
とゝのひ个れバひを
ととのいければひを
ゑらび天ゆひ
えらびてゆい
のうをとり
のうをとり
可王し春ミ
わかしすみ
「せう志う者゛ん
せいしょうばん
ざい者゛ん\/ぜい
ざいば んばんざい
「あひおひの
あいおひの
まつこそ
まつこそ
めで多
めでた
可り
かり
ける
ける
(大意)
さて、小豆飯庵が仲人となって
玉屋と鍵屋の相談がまとまったので
日を選び結納の取り交わし
が終わりました。
「斉唱万歳万々歳
「相生の松こそ
めでたいことなのです
(補足)
前頁は結納の挨拶、この頁はもう婚礼の様子です。
「せう志う」が悩みましたが、「万歳斉唱」の「斉唱」だろうとおもいます。
「ゑらび天」、変体仮名「天」(て)はよくでてきます。
「相生の松」、仲のよい夫婦のたとえ。
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