2021年8月3日火曜日

豆本 新版狐の嫁入 その2

P1

(読み)

明治十九年十一月二日内務省交付1366


多満やこん春け可゛せ可゛れ

たまやこんすけが せが れ


こんじらうハでいりのい

こんじろうはでいりのい


しやあづ起めし

しゃあずきめし


あんをつ連て者つ

あんをつれてはつ


午奈れバ

うまなれば


王子へ

おうじへ


さん可い

さんかい


せんとで

せんとで


可け个る

かけける


(大意)

 玉屋コン助の息子

コン次郎は出入りの医者

小豆めし庵を連れて

初午なので王子へ

お参りしようと

出かけました。

(補足)

 稲荷神社で行われる2月最初の午の日の初午祭。そとはちょうど梅の花が咲き始めました。

「あず起めしあん」、医者の名前でしょうか、とりあえず「小豆めし庵」としましたけど、わかりません。

 

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