P8
(読み)
あと尓て
あとにて
大 起尓お
おおきにお
どろ起可奈
どろきかな
しミける
しみける
ところへうさ起゛
ところへうさぎ
(大意)
その後
大変に驚き
悲しみました。
そこへうさぎが
(補足)
「おどろ起」、ここの「お」は平仮名より変体仮名「於」(お)にもみえます。
「可奈しミける」、たいていは「个る」ですが、ここでは平仮名「け」。
爺さん左手に手ぬぐいを握りしめおいおい泣き溢れる涙をふいてもふいても・・・悲しみに打ち沈んでいます。
部屋がずいぶん丁寧に描かれています。壁は単色でなく白をあしらい木壁らしく、縁側は竹でしょうか。その縁の下に(爺さんの背中後ろに)ひび割れたようなものがみえますが、これは蜘蛛の巣のよう。そしてその右側に二色で描かれているものがわかりません。なんでしょう、これ?
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