P13
(読み)
●
こハ可奈
こはかな
王じと尓げ
わじとにげ
い多春を多ち
いたすをたち
う春尓おさへ
うすにおさえ
られさるもせん△
られさるもせん
(P12)
△可多奈く
かたなく
可いしん
かいしん
志てし多可゛ひ
してしたがい
けり
けり
めで
めで
(P13)
多し\/\/
たしめでたしめでたし
\/
めでたし
御届明治十九年九月廿日
馬喰町二丁目十四番地
編輯兼
出版人 綱島亀吉
定價弐銭
(大意)
これはかなわんと逃げるところを
立ち臼に押さえられて
猿も仕方なく
心を入れ替えて
(皆に)従いました。
めでたし
めでたしめでたし
めでたし
以下略
(補足)
両頁で上下段に分かれているので合印●△に従います。
囲炉裏でいきなりバチッと炭や小枝の薪が爆(は)ぜることがあります。けっこう驚きます。玉子が爆音とともに飛び出してきたら驚くどころの騒ぎではないでしょう。玉子は忍者のように鉄帷子(てつかたびら)を着て襷(たすき)がけ、やる気十分です。うしろの障子の桟がなんとなく変です。
P12P13見開き
現在でもこのような部屋はあります。このあともなくなることはないような気がします。
裏表紙
いつもながらの亀の意匠。池の中を自在に泳いでいます。
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