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(読み)
あ可め本こらを
あがめほこらを
多ていと多いせつ尓
たていとたいせつに
とうとミ个る
とうとみける
めで多し\/\/
めでたしめでたしめでたし
御届明治一九年九月廿九日
日本橋區馬喰町二丁目十四バンチ
編輯兼
出版人 綱島亀吉
定價弐銭
(大意)
崇(あが)め祠(ほこら)を
建て大変に大切に
敬って大事にしました。
めでたしめでたしめでたし
以下略
(補足)
当時の平仮名「あ」は現在のものと形が少し異なって「お」の「ヽ」をとったような形です。
「とうとミ」、2行前の「本こらを」の「こ」と、ここのふたつの「と」がまぎらわしい。「尊ぶ」(とうとぶ)とは、最初気づきませんでした。
漢字は象形文字から出発していますから、さらに進んで意匠化しやすくここでも「文福大明神」は好き勝手に変形されています。
P12P13見開き
山の千両箱を背に抱えることができれば、誰でも日に何度も手を合わせるとおもいます。幸せそう。
裏表紙
これは茶釜を上からみたところの意匠でしょう。おしゃれです。
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