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(読み)
明治十九年十一月二日内務省交付1367
む可し\/ ある可多い奈可尓
むかしむかしあるかたいなかに
ぢゝい者゛ゝア春ミ
じじいば ばあすみ
个る可゛あるひ
けるが あるひ
ぢゝい多ぬ
じじいたぬ
きをとり
きをとり
き多り多ぬき
きたりたぬき
(大意)
昔々ある片田舎に
爺と婆婆が
住んでいましたがある日
爺が狸を捕まえ
てきて、狸
(補足)
とてもきれいです。色あせやズレはなく鮮明です。文章もかすれもなくクッキリ。
狸は縛られ吊るされて顔を婆さんに向けて、なにやら語りかけている様子。婆さんは餅つきではなく麦つきをしています。下駄じゃ仕事がしづらいだろうに。絵の四隅に至るまで丁寧に描きこんでいます。
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