2021年7月12日月曜日

豆本 さるか尓合戦 その5

P4

(読み)

可尓の可多

かにのかた


きさるを

きさるを


う春と多満

うすとたま


こ者ち尓て

ごはちにて


うちとり

うちとり


多り

たり


(大意)

蟹の敵(かたき)

猿を

臼(うす)と玉子

と蜂(はち)で

討ち取ったり


(補足)

 一番左の武士蟹は手に「大當」の扇をもって応援。その隣は帷子を肌着にいざと構える玉子武士。臼は歌舞伎の衣装。頁かわって、刺股(さすまた)で取り押さえるは蜂、中央はまいったまいったと猿。奥には立会人が2名蟹姿。

 これを読んだ子どもたちは、それぞれ配役を決めて「猿の敵うち」ごっこをしたんでしょうね。

 説明文の背景の赤色に白い柄があるなと拡大してみると、どうやら蜂のようです。違うかな?

P4P5パノラマ

 パノラマで見ると、いつもおなじことをかいてしまいますが、やはりこの広がりはいいです。

 

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