P6
(読み)
者ゝアこ多へて
ばばあこたえて
青 お尓
あおおに
あ可鬼 者しめとして
あかおにはじめとして
春まんの鬼 ども
すまんのおにども
たちいでゝゑんま可゛
たちいでてえんまが
まへ尓い奈らべバ●
まえにいならべば
●子供 ハ
こどもは
春こし
すこし
こひざを
こひざを
春ゝめて
すすめて
(大意)
ばばあは答えて、青鬼や赤鬼をはじめとして
数万(すまん)の鬼どもがたちまちあらわれ
閻魔様の前に居並びました。
子どもは小膝を少し
すすめて
(補足)
「青お尓」、「青」が読めませんでした、お恥ずかしい・・・、しかし次の行の「あ可鬼」は読めましたので、ならば「青鬼」と推測できました。
変体仮名「春」(す)はここでは「十」+「て」のようなかたち。「す」+「て」のようなものもあります。
小膝をすすめた子どもの反撃がはじまります。
0 件のコメント:
コメントを投稿