P3
P2P3
(読み)
そのことを
そのことを
きゝ志ようつ可の者゛ゝア尓
ききしょうつかのば ばあに
む可い「のう者゛ゝアどん
むかい「のうば ばあどん
子 供のくせ尓奈まいき奈
こどものくせになまいきな
ことをゆうもの可奈おれ可゛
ことをゆうものかなおれが
おどろ可せてやる可ら
おどろかせてやるから
(大意)
そのことを聞き
三途川(そうずがわ)のばばあに向かい
「のう、ばばあどん
子供のくせに生意気な
ことを言うものだ。俺が
驚かせてやるから
(補足)
「志ようつ可」(しようつか)、調べても出てきませんでした。三途の川で調べると「そうづがわ」(さうづがわ)とあり漢字では「葬頭川」でした。また「そうず」は「さんず」の転ともありました。
「う」、「ろ」、変体仮名「可」の区別がやっかいです。昔の人はパット見でわかったのだろうかと疑問です。
「も」は2通りの書き順があります。終わりから2行目の「も」は、「し」のあとに左上に横切ってから右上に向きを変えて「し」の出だしあたりでクルッとやや右下に流れます。
ともになで肩の後ろ姿のご婦人、右側は日本髪で江戸時代のまま、左側は髪を切って開化の趣。銅鑼(どら)ならして何を唱えているのか?そのうしろには大きなお賽銭箱。現在まできっと千年以上かもっと変わってない風景のはずです。
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