2021年4月3日土曜日

豆本 開化地獄論前編 その6

P5

P4P5見開き

(読み)

▲世尓

 よに


つミ

つみ


ふ可き

ふかき


ものを

ものを


者゛つする

ば っする


を王可゛

をわが


つとめと

つとめと


奈す由へ尓

なすゆへに


奈んぢ

なんじ


失 礼 の●

しつれいの


●こと者゛を

 ことば を


由う

ゆう


と起ハ

ときは


八 大

はちだい


ぢごくの

じごくの


くるしミを

くるしみを


させん

させん


やア\/

やあやあ


鬼 ども

おにども


き多れと

きたれと


よバ

よば


王れバ

われば


(大意)

世に罪深き者を罰することが

我が勤めである。それ故

汝(なんじ)、失礼の言葉を

言うならば、八大地獄の苦しみを

させようぞ。

やぁやぁ鬼どもよ来たれ」と

呼ぶと、


(補足)

「世尓つミふ可き」、「つ」が「わ」になってますし、「ふ」に「亠」がありますけど、それでは意味が通じません。

「八大ぢごく」、「ぢ」がつぶれてしまってますが、ながれで「八大」につづくのは「ぢごく」。

襖絵のトゲトゲの山々は針山でしょうか。

閻魔様の顔は真っ赤か、ババアは真っ白け、なにか意味のある対比があるやもしれません。

 

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