P4P5
(読み)P4前半
いつ王り者 尓ち可゛い奈し
いつわりものにちが いなし
このおもむ起ヲ分 署 へ
このおもむきをぶんしょへ
ね可゛いそのご志よけい尓
ねが いそのごしょけいに
おこ奈いくれんと
おこないくれんと
いふと起の春起を
いうときのすきを
う可ゞい
うかがい
鬼ども
おにども
ハ▲
は
(大意)
偽り者に違いありません。
この事情を(警察)分署へ願い(届け)、
その後、処刑にしてくれよう」と言った
そのすきをじっと待って
鬼どもは
(補足)
「いつ王り者」、変体仮名「王」(わ)のかたちは「已」ですが、使われる頻度は高い。「者」(もの)はここでは文字通り「もの」。
「このおもむ起ヲ分署へ」、「ヲ」は片仮名。「分」のくずし字は「彡」+「ゝ」。
「う可ゞい」。「う」と変体仮名「可」(か)はどっちがどっちだかわからないくらいにてます。
子どもは右手で閻魔の首根っこを抑え、左手で鬼の胸ぐらをとらえ赤鬼は苦しそうにのけぞっています。これで話が終わるわけではありませんが、まさに大団円。
部屋では大乱闘ですけど、背景の壁絵はのどかそう。
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