P10P11
(読み)P10
くぎぬきで
くびぬきで
舌 をぬき
したをぬき
ますぞと
ますぞと
いへバお尓
いえばおに
どもゝ
どもも
せんぴを
ぜんぴを
くやミて
くやみて
かの小 児尓
かのしょうにに
ともども
ともども
わびをけれバ
わびをければ
小供 も
こどもも
さのミ
さのみ
者ら
はら
も
も
(大意)
釘抜きで舌を抜きますぞ」と
言うと、鬼どもは前非を悔いて
かの小僧に鬼たちは詫びを入れ
ましたが、小僧はそれほど腹を(立ててはおらず)
(補足)
文章はくっきり見やすい。
「わびをけれバ」、今ではなんか違和感があるいいわましです。
「さのミ」、然のみ、とありました。それほど。たいしては。現在では会話でも文章でも目にしません。
小僧と丁稚が椅子に浅く腰掛けています。脚がやっと届くか届かないくらいの微妙な感じで描いているのがうまい。
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