2021年4月27日火曜日

豆本 開化地獄論後編 その17

奥付

裏表紙は無地白なので略

(読み)

明治十五年五月廿二日出版御届

東京府士族

編輯兼出版人 勝 木吉 勝

       かつきよしかつ

下谷區數寄屋町十五地

定價二銭

(大意)

(補足)

 文字が木版ではなく活字です。といっても現在でもゴム版などで使われているようなまとまった単語のものでしょう。「編輯兼出版人」はそろってますのでこれでひとつの印鑑のようになっているはず。縦軸が揺らいでいて頼りないですけど活字っぽくしたのもこれまた進取のあらわれかもしれません。

「勝」が上下にあります。下のほうがやや大きく見えます。同じ大きさのものがなかったのかも。

お伽噺とはことなり、地獄論上下はおもしろかった。

 

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