P.35 7行目〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」
(読み)
夫 ゟ 栄 助 殿 家内
それよりえいすけどのかない
おつ奈どのに右 之由 噺 候得者゛、
おつなどのにみぎのよしはなしそうらえば、
おつ那どの申 様 、大 勢 之
おつなどのもうすさま、おおぜいの
望 二任 せ申 から何 卒 毀 し
のぞみにまかせもうすからなにとぞこわし
く連ぬ様 取 計 くれ候 様 申 候 二付 、
くれぬようとりはからいくれそうろうようもうしそうろうにつき、
(大意)
それより栄助殿の家内
おつな殿に先程の一件を説明したところ
おつな殿が言うには、皆さんの
お望み通りに致しますので何卒打ち壊さ
ぬよう取り計らってくださいとのことでした。
(補足)
栄助殿の家内ですが、お綱殿、おつなどの、おつ奈どの、おつ那どの、といろいろとでてきます。
「家内」、自分の妻のことを言うときに使うものだとおもってました。通常なら栄助殿の奥さんなので「御内儀」のはずです。
「望」、読めません。下部がかろうしじて「王」のよう。
「任せ」、「伺」に見えてしまいます。
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