P.28 6行目〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」
(読み)
外 江参 り候 ハヽ、書 付 ヲ認 私 江
そとへまいりそうらわば、かきつけをしたためわたくしへ
見せ候 間 、御当 家へ持参 致
みせそうろうあいだ、ごとうけへじさんいたし
御目二掛ケ、其 上 下 筋 江持 行
おめにかけ、そのうえしもすじへもちゆく
よふにと申 候 間 、書 付 持参
ようにともうしそうろうあいだ、かきつけじさん
(大意)
でかけてきましたが、いただいた書付を私へ
見せ読んでみました。(小前百姓へ名主様の)御当家へ持って行き
内容に目を通していただきその上で、下筋へ持ってゆく
ようにと言い聞かせましたので、そのように書付を持参
(補足)
どうやら、書付をもらった小前百姓たちと村役人との話し合いがこじれてしまい
松太郎が呼ばれたようです。
「参り」「持参」と「参」が3度でてきますが、少しずつ異なってます。
「候ハヽ」(そうらわば)、3点セットで覚えます。
「認」、「言」と「刃」が上部へ、「心」が下部へと形が変わってしまってます。
「御目に」、「目」が大きいと違う字に見えてしまう。
「下筋」、いつもながら「竹」冠が別物に見えてしまいます。
「持行」、「行」は頻出ですがいがいと難しい。
「候間」、2回出てきました。
きれいな文面が続いています。
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