2019年2月3日日曜日

変事出来二付心得覚記 その80




 P.29 7行目〜最後まで。「飯能市立博物館所蔵平沼家文書」

(読み)
一   其 座に居合 せ申  候   者 申  様 ハ、
ひとつ そのざにいあわせもうしそうろうものもうすさまは、

夫 ハ如何 之訳ケと申  候  ハヽ、松 太郎
これはいかがのわけともうしそうらわば、まつたろう

申  様 、書 付 ハ
もうすさま、かきつけは

金 三 千 両   源 左衛門
きんさんぜんりょう げんざえもん


(大意)
ひとつ その座に居合わせた村役人たちがそろって言うには、
これは一体どういう訳なんだというので、松太郎が
書付の内容を説明した。

金三千両 源左衛門


(補足)
 一つ書きが急にあらわれました。どういうことなんでしょうか、不明です。

「如何」、頻出です。2点セットで覚えているつもりですが、まごつくことも多いです。

「三千両」、「千」が書き順の関係でどうしても「子」に見えてしまいます。

 松太郎が、村役人の前で、額に汗シドロモドロ状態なのが目に浮かびます。
そんな様子はこのあともしばらく続きます。


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