2022年7月29日金曜日

あさ可゛本物語(木村文三郎) その9

P6 国立国会図書館蔵

P7前半

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(読み)

□さ満

 さま


よひめを

よいめを


奈起つぶし

なきつぶし


可奈やの

かなやの


し由く尓てあし

しゅくにてあし


をとゞめゐ多り

をとどめいたり


(大意)

さまよい、目を

泣きつぶし

金谷の宿に

とどまっていました。


(補足)

「可奈やのし由く」、金谷の宿は大井川の京都側の宿。増水して川止めになると江戸に下る客でにぎわった。

 縁側でみゆきが奏でる琴を聴き入るふたりの武士。さてこの二人は何者?

P6の縁側の土台の脚組の遠近法がなんか変です。扇をもつ武士、男っぷりがいいですねぇ。

 

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