2022年7月30日土曜日

あさ可゛本物語(木村文三郎) その10

P6 国立国会図書館蔵

P7後半

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(読み)

ミやぎあそ

みやぎあそ


二郎 こ満

じろうこま


ざハ志゛ろ左衛門と

ざわじ ろえもんと


あう多めあづ満へ

あうためあずまへ


く多゛りこのやどへ

くだ りこのやどへ


と満りつひ多ての

とまりついたての


あさ可゛本のう多尓

あさが おのうたに


きつきあるじ尓

きずきあるじに


とへバち うごくへんの

とえばちゅうごくへんの


きやくのむすめ○

きゃくのむすめ


(大意)

宮城麻二郎は駒沢次郎左衛門と

会うために、東国へ

下りました。この宿へ

泊まり、ついたてに

朝顔の歌があることに気づきました。

宿の主人に尋ねると

中国地方の客の娘


(補足)

「ミやぎあそ二郎こ満ざハ志゛ろ左衛門とあう多め」、名前が連続しています。「こ」が「と」に見えて間沢次郎左衛門とも読めますけど、どうも意味が変。なので大意のようになりました。

「う多尓きつき」、「き」としましたが、変体仮名なのか漢字のくずし字なのかわかりません。

「きやくのむすめ」、無理やり「きゃく」としましたけど、「き」はどうみても変体仮名「連」です。よくわかりません。

 琴を弾くみゆき、目をなきつぶしたとありましたが、本当に目が見えなくなってしまったのでしょうか。それと冒頭の秋月弓之助はどうなってしまったのでしょうか。なんだかだんだん話がみえなくなってきました。

 

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