2022年7月18日月曜日

婦゛んぶく茶釜(木村文三郎) その17

P12後半 国立国会図書館蔵

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(読み)

个いの人 ゝ ま春\/くん

けいのひとびとますますくん


じ由奈せしと可やいま

じゅなせしとかやいま


のよまでもおこさ満可゛多

のよまでもおこさまが た


のおとぎ者゛奈し尓つ

のおとぎば なしにつ


多へのこ連りめで多し\/  \/

たえのこれりめでたしめでたしめでたし


定價三銭


(大意)

(参)詣の人々はますます

集まり賑わったとのこと。

今の世までもお子様方の

おとぎ話に伝え残って

めでたいことでありました。


(補足)

「くんじ由」、P9の4行目にも出てきました。群集。

「おこさ満可゛多の」、豆本や草双紙によく出てくるわたしのお気に入りの言い回し。

 

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