2022年7月16日土曜日

婦゛んぶく茶釜(木村文三郎) その15

 

P10後半 国立国会図書館蔵

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P11

(読み)

可゛満をへんのうい多しま

が まをへんのういたしま


春可らおてらのぢう

すからおてらのじゅう


もつ尓奈しく多゛されと金 百

もつになしくだ されときんひゃく


りやうをそへて本うのう

りょうをそえてほうのう


し多りぢ うぢもきいの

したりじゅうじもきいの


おもひを奈し本こらを□

おもいをなしほこらを


(大意)

(茶)釜を返納いたします

からお寺の重物にしてください」と

金百両をそえて奉納

しました。住待もありがたいことと

感謝し祠(ほこら)を


(補足)

「ぢうぢもきいのおもひを奈し」、「きい」を調べると奇偉奇異忌諱紀伊貴威貴意などがありました。さてここの文脈からどれだろうと・・・。

 P11もこれまた描けるところはすべて精緻に細かく刻んでいます。執念!襖絵は鶴でしょうか。庭の石筒のようなもののそばにある植物は万年青(おもと)?住持の衣装と座布団の立派なこと、大僧正であります。


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