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(読み)
いふてき
いうてき
り也うもよし
りょうもよし
こゝろ也さしく
こころやさしく
きん志゛よ
きんじ ょ
尓てもひやう
にてもひょう
者ん世多るものも
ばんせたるものも
奈り个し可゛この
なりけしが この
お志づいつ志可
おしずいつしか
(大意)
(お静と)言う器量もよく
心優しい近所でも評判になるほどの
娘になっておりました。
しかし、いつしかお静は
(補足)
「いふてき り也うもよし こゝろ也さしく」、一度読めてしまうとなんともないのですが、初見ではとまどいました。「きりょう」の「り」は「ら」に見えるし、「こゝろ」の「ろ」は「ら」には見えないけど「り」にも見えるし、あれこれ音読してみました。
「ひやう 者んせ多るものも」、「せたる」が悩みました。
赤は鼠の耳と扇だけで、全体を渋い色調に仕上げています。
暖簾がかかり床几の上には煙草盆と茶碗、茶屋のような店先でしょうか。
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