2020年2月9日日曜日

豆本 浦島物がたり その14




 P.11

(読み)
尓たつね
にたずね

とへバさん
とえばさん

びやくねんを
びゃくねんを

春ぎし
すぎし

こと奈れバ
ことなれば

おもハ春゛
おもわず

せんきゆ
せんきょう

のこ
のこ

とぶ
とぶ

きを
きを

よろ
よろ

こひ
こび

それより●
それより


(大意)
に尋ねたところ
三百年が過ぎていたことがわかりました。
浦島太郎はおもわず、乙姫と過ごした仙境での幸せな生活を思い出し喜び懐かしみました。
その後、


(補足)
この部分は背景が暗い赤で、文字が読みづらい。

「尓たつね」、「尓」がよくわかりません。「た」が平仮名になっていて珍しい。「ね」は3行目に「びやくねんを」にある「ね」とまったく異なります。書き間違えだとしても何の字なのでしょう。

「せんきゆ」「のこ」「とぶ」「きを」「よろ」「こひ」、一行二文字が続くとどこが切れ目かわからなくなります。(仙境の寿を喜び)。仙境(せんきょう)は、仙人の住む土地、俗界を離れた清浄な土地。

 乙姫と仙境での生活は3年間でしたが、故郷に戻ってみると300年!
光速の乗り物にのっていると、時間の進み方が遅くなりますが、それにしても100倍とは。
亀の泳ぎが光速で龍宮城では時の経つのが遅いのですね。

 背景は銭湯の壁絵みたい。
村の人の身なりは整っていて、応対も親切そうです。
顔や右腕部分の白抜きがずれてしまってます。左手があっちですよと指さしてますがそこも青色がかぶってしまってます。

 豆本だからと手抜きではないでしょうが、色刷りがどこか大雑把です。


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