P.8
(読み)
十 同前後投伸
じゅう どうぜんごとうしん
ぜんごへぶる奈り
ぜんごへふるなり
十一 同8字形囬轉
じゅういち どうはちじけいかいてん
もち多るものを
もちたるものを
うらおも天尓まハ須べし
うらおもてにまわすべし
十二 手指屈伸
じゅうに しゅしくっしん
て越のバし由び者゛可り
てをのばしゆびば かり
尓きつ多りひらへ多りする奈り
にきったりひろへたりするなり
(大意)
十 同前後投伸
前後へ振る。
十一 同8字形囬轉
持っているものを裏表に回す。
十二 手指屈伸
手を伸ばし指だけで
握ったり開いたりする。
(補足)
「ぶる奈り」、「ぶ」となってますが「ふ」でしょう。「る」は「留」の変体仮名で一画目がありません。
「天」の変体仮名がわかりにくい。
「8」は算用数字で教本にはフリガナがありません。
「する奈り」、「す」が使われてますが、その前の十一では「まハ須べし」と変体仮名「須」(す)になってます。
手に握っているものが8字形なのでこれを回すという運動だとおもうのですが、
まさか腕を8字形に回すのではないとおもいます。
どの頁も変体仮名が使われるにしても、特に規則も見当たらず、わからないときは前後を読んでから類推するしかありません。
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