P.4
(読み)
三 伸 臂開 閉
さん しんひかいへい
てをのバしひらへ
てをのばしひらへ
たりとじ多り春べし
たりとじたりすべし
四 曲 臂上 下挙 衡
し きょくひしょうかけんしょう
うでをまげこぶしを
うでをまげこぶしを
む年尓おきうへをつきま多下 を
むねにおきうえをつきまたしたを
つくことづのごとし
つくことずのごとし
(大意)
三 伸臂開閉
手を伸ばし、開いたり閉じたりする。
四 曲臂上下挙衡
腕を曲げて拳(こぶし)を胸に置き、上をつき
また、下をつく。図のようにおこなう。
(補足)
P3「一 両臂」(りょうぴ)と「臂」が半濁音「ぴ」でしたが、ここでは「伸臂」(しんひ)となってます。(しんぴ)でもよいとおもいます。
「ひらへたり」、読み間違えてるかもしれません。
「た」と変体仮名「多」の使い分けがよくわかりません。
「む年」(むね)、ここの「ね」は変体仮名「年」です。古文書ではほとんど丸形になります。
「つくことづのごとし」、「こと」は「こ」と「と」の合字。
江戸時代の版本によく出てきます。
「ごと」は合字に濁点がついてます。
同じようによく使われるのが、「より」の合字で「ゟ」があります。
古文書や版本で頻出。
図は次頁です。
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