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(読み)
十三 両手把腰
じゅうさん りょうてはよう
こしをつ可ミせ春じきハ
こしをつかみせすじきわ
より者らの可多を奈でまハすべし
よりはらのかたをなでまわすべし
十四 両手握挻一前一後
じゅうし りょうしゅあくてういちぜんいちご
つえをもち
つえをもち
あ多満をこしぜんごへおろ春奈り
あたまをこしぜんごへおろすなり
十五 両肩聳卸
じゅうご りょうけんしょうしゃ
うでをた?か多の
うでをた?かたの
つ可゛へをあげさげする奈り
つが へをあげさげするなり
(大意)
十三 両手把腰
腰をつかみ背筋きわより
腹の方(ほう)をなでまわす。
十四 両手握挻一前一後
杖を持ち
頭を越して前後に下ろす。
十五 両肩聳卸
腕をた?肩の
まわりを上げ下げする。
(補足)
十三は図より、腰骨あたりに両手をあてて、腹側のところをもむような動作でしょう。
「可多」(かた)、「方」(かた)だとおもいます。ところ、場所。
「奈でまハす」、「奈」ではなく「南」の変体仮名かもしれません。
十五が読めません。
「た」の次の「き」に見える文字なんでしょう。
続いて、「か多のつ可゛へを」は「肩のつがえ」、つまり肩甲骨や肩周りのことでしょうか。
「弓に矢を番(つが)える」という表現があります。腕と肩の接続している所の意と推理しました。
動作は腕をたらし、肩を上げ下げするだけだとおもいます。
20200302追記 ーーーーーーーーーーーーーーーー
十五の読めなかったところ【KuroNetくずし字認識サービス】にお世話になり、読めました。
「連」(れ)は今まで難なく判読できていたのですが、お恥ずかしい。
意味も通じます。
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